2020年に発生した「CAPCOM(カプコン)」のリーク情報流出をまとめています。ランサムウェアによって公開された、今後発売予定の有名ゲームタイトルなども公開されているので、気になる方はご覧ください。
カプコンのリーク情報流出
2020年11月に不正アクセス
カプコンは、2020年11月16日に「プレスリリース」を公開し、第三者から「オーダーメイド型ランサムウェアによる標的型攻撃」不正アクセスを受けたと公開しました。
不正アクセスでは、今後発売予定の「モンスターハンター6(サンブレイク)」「ドラゴンズドグマ2」「ストリートファイターVI」などの開発スケジュールのスクリーンショットの画像がSNS上に流出しました。
▼流出形式
ゲーム開発では、流出時に備えてコードネームで表記されることが多く、今回流出したリーク情報も今後4年間の計画であろう開発スケジュール内には、ビッグタイトルの続編やリメイクなどが含まれていました。
流出したゲームタイトル
リークゲーム一覧
ゲームタイトル | 発売時期 |
バイオハザード アウトブレイク | 2021年度第4四半期 |
ドラゴンズドグマ2 | 2021年度第2四半期 |
ストリートファイターVI | 2022年度第3四半期 |
ロックマン マッチ | 2022年度第3四半期 |
バイオハザード4(リメイク) | 2022年度第4四半期 |
モンスターハンター6(サンブレイク) | 2023年度第2四半期 |
バイオハザード アポカリプス | 2023年度第3四半期 |
SSF6(スーパーストリートファイターVI) | 2023年度第4四半期 |
ファイナルファイト(リメイク) | 2024年度第2四半期 |
パワーストーン(リメイク) | 2024年度第3四半期 |
Ultra SF6(ウルトラストリートファイターVI) | 2024年度第4四半期 |
バイオハザード ハンク | 2024年度第4四半期 |
▼半期とは?
四半期(しはんき)とは、1年間の4分の1のことを言い、3ヶ月毎という意味でもあります。企業などの決済報告に使われる「証券用語」で、会社が通常3ヶ月ごとに収支(利益)報告を行う際に使用されます。
ランサムウェアの経緯
2020年11月に発覚
カプコンは、2020年11月2日に「Ragnar Locker」と名乗る犯罪集団から、ランサムウェア「サーバを暗号化し破壊する」を発覚しました。その後、Ragnar Lockerから「リーク情報・社員や顧客の個人情報」などの流出と引き換えに身代金を要求しました。
▼不安と不満の声
個人情報流出に関して、ネットサービスを利用していた顧客やカプコン元社員の個人情報や私生活が脅かされる可能性もあり、個人情報の管理について様々な声が上がっていました。
現在捜索中
現在は、日本と海外(米国)の警察当局と事件捜査を進めており、カプコンは「当社ゲームをプレイする際の、インターネット接続や当社ホームページ等へのアクセスにより、お客様や社外の皆様へ被害が拡大することはありません」と保証を行っています。